読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ネコメシCEOブログ

ネコメシCEOのブログです。主にツルカメの話題を書きたいと思います(謎)

僕は生涯Small IAでいい

みなさん、Big IA/Small IAの議論って知ってますか?

 

個人的には、これがそれほど業務に支障が出るほどに論争になっている事象を見受けたことはないのですが、IA界隈では(おそらくポジショントーク的に)永遠のホットな話題なのだそうです。

 

これは要するに、Big IAは「アーキテクトであり、プロジェクト(ないし、個別のプロジェクトにとどまらず、それらを束ねた上位レイヤーにおける変革を司る大きなプロジェクト概念)の監督者や指揮者(指導者)たる役割を担う者」であり、Small IAは「一生ワイヤーを書いてる人」なのだそうです。この区分もどうかと思うけれども(区分を表現する語彙が足りな過ぎてよくわからないというか、中二病感がぱない)、まあ、これはいいでしょう。まあ、言ってる側にとって的確な解釈なのかはわからないけれども、おおむね、なんか言ってることはわかります。

 

で、まあそうした意味合いもわかりつつ、僕は生涯Small IAでいいですし、Small IAこそIAを名乗る資格があろうとさえ考えています。

 

なぜかというと、口だけのコンサルとか要らないんですよ、実際。言ったことにどこまで腹括れるかでしかないと思うんですよね、われわれ受託屋ですから(受託屋じゃなくても、課題となる業務への成果を課せられているという、ようは、課題請けから始まる立場、というポジションという意味)。クライアントとパートナーになるっていうの、これ事実上中の人になる宣言なんだけども、腹括る以外に証明のしようがないじゃないですか。契約的には(法律的にも)逃げることが可能なんだから、外部の人は。腹括るってのは、沈む時は一緒に沈んでやるという気概であり、それを本当に実行することでしか、外部の人間が真の意味でパートナーになれることはないと思っています。繰り返しになりますが、口先で「こういう組織にしたらこれができるんですけどねー」的なコンサルは誰得なのかという話であり、重要なのは「こういう組織を私が御社で作らせて頂きます」なんですよね。はい、弊社はそういうコミットをさせて頂いております。正直報われてませんが、短期的な報われを求めているわけではないので、一歩ずつでも、あるべき姿にするには弊社がどのように立ち回れば良いのかを考えて、日々、実直にしょーもない打ち合わせの議事録を書いたりしている日々です。手前の個々の事案は本当にしょーもない。しかし、その積み重ねに意味があると信じてやっております。IA的にいえば、ここをあーしてこうしてぶん回したらえんちゃうの?という"絵"は既にとっくに見えているので、その"絵"を成立させる素地を構築するお手伝いをさせて頂いているという話であり、この辺は、もはやいわゆるIAスキルとは何の関係もない状況ではありますが、描くゴールがIA的観点によってもたらされたゴールであります。ですから、やはりこうしたIAスキルとは直接的には何の関係のないスキルを駆使してこなす業務もやり遂げてこそ、IAとして腹を括っていることの証左であり、それが信頼されるための価値構築であると思っております。

 

で、Small IAとは「一生ワイヤー書いてる人」という、ふんわりとした定義。うんうん。なるほどね。なんかまあ、言いたいことはわかる。うん、わかった。

 

……つーか、上等だよ、なめんじゃねーよって話ですよ。ワイヤーなめんなってこと。マジで。どんだけ俺ら下に見られてんだっていう話ですよ。みんなもっと怒っていい。アカデミックなIA論議してるやつらに対して、みんなもっと怒っていい。

 

僕個人はアカデミックな議論に耐えうるくらいの知識的研鑽は積んでいるので、アカデミックな議論も、まあそれはそれで参加するし、いいとは思うんだけど、学者肌な人たちの云々かんぬん読んでると、どうしても「わかったから、じゃあおまえの成果物見せろや」的な思考になってしまう。僕はおそらくどこまでいっても末端労働者なのだと思う。でもそれが悪いとは思わないし、実際に一定のニーズを頂いているので、こうしたポジションも必要だろうと思っている。そんな僕の目線からいうと、突き詰めると、やっぱり、口だけの偉そうな話はどうでもいいってことが落とし所なんですよね。そんなことしてる暇あったら、おれ1サイト分のワイヤー書いとくわって思っちゃう。

 

一生ワイヤー書いてる人──

 

なんとすごいことか……、もはや職人……。ちなみに、ここでいう職人とは、パワポで思った通りにピンポイントで線を引ける人みたいな意味ではなく、ワイヤーの話ですので、今その瞬間描かなければならないワイヤーというものを、ささっと書ける…という意味での職人性です。

 

ちなみに僕、自分でいうのもなんですが、手書きであればそれ出来ると自負できます。プロトレベルですからーと言いつつ書いたの、実務的に見据えるべきゴールを想定してそもそも書いているから、そのままほぼ本質的な直しなく実サイトになった事例多々あります。もし僕にフルコミットアシスタントがいたら、手書きスキャンではなく、最初からパワポなりイラレなりのデータとして初版のワイヤーが提示されるであろうと思います。

 

ようするに、Small IAっていうの、言葉遣いとして提示されている「ワイヤー」という単語に対する関わり方が排除された呼称であることが、違和感なんですよね。だいたい、最初のキックオフなディスカッションした直後に、ワイヤーまで落とせるとか、ぶっちゃけ能力パナイでしょ。全部、ひっくるめた結果なんだよ、そのワイヤー。僕個人も、案件によるけど、ディスカッションとかワークショップ自体がうざいわってことで、いきなりワイヤー提示から始まることだってある。その時に提示するワイヤーって、バーチャルにディスカッション済みの状況を踏まえた結果であるとしたうえで、かつ、レイアウト指示書として誤って捉えられてしまったとしても問題ないっていうくらいの精度で出すことができる。

 

このレベルでワイヤー書けるってことは、かなり経験なきゃできない、相当のもんだと思うんですけどねえ。傍目に偉そうなこと言ってるかどうか関係なく、できるやつはマジでできるけど、できないやつはマジでできないんだよ。セミナー何回してるとか本当に関係なくて、何個業務やったか、何回失敗して糧にしてきたかみたいなことでしかないというか。しかし業務内容的にはワイヤー書く人だから、Big/Small話的にいえばSmall IAなわけで、「一生ワイヤー書いてる人」だから、そもそもアーキテクト名乗んなとかになるんかなー……っていうか、だから上等だよっつーか。是非ともこれからも下に見ていて頂きたいと思う。

こっちから言わせてもらえば、物理的に、実務上使えるワイヤー書けないやつとは話をしたくないというか。そんなのと話してる暇あったら、パワポで素敵なワイヤー書くにはどうしたらいい議論に参加してたほうがよっぽど身になるんで。

 

僕はパワポとかエクセルとかでワイヤー清書する作業は苦痛だけど、ワイヤーを書くこと自体はむしろやりたいんで(短期的なゴールに対してイニシアチブを獲得できるという意味があるんで)、一生Small IAでいいです。ワイヤーっていう視覚的成果物で、僕のやりたいこと(=クライアントがやりたいことに、僕の能力を掛け合わせた結果)をクライアントに伝えられるんだから、これをやりたくないわけがない。むしろどんどんやっていきたい。なんでこれがSmallという領分になってしまうのかの意味もまったくわからない。Big/Small議論で垣間見るBigを担う人に求められる能力がなければ、そもそもSmallが担うべきとされている事項を的確にこなすのは難しいはずなのだけど。

 

で、まあ、いずれにしても清書するのは、本当に苦痛w(いろいろ面倒だから手書きのまま出す率が増えているんだけど、理想的には清書したいなあって思っている)

 

 

ということで、僕は(というかツルカメは)、フルコミットアシスタントを募集しています!

契約形態は、ネコメシ正社員からのツルカメ出向、ツルカメとの専属契約フリーランス、ツルカメのシェアオフィス事業の顧客(ようするに店子)の3形態あたりをベースにしつつ、一番いい按配を考えたいと思います。フルコミットアシスタントになるメリットは、一応毎月定額が入るっていうのと、ツルカメと親身に付き合えるっていうのと、ネコメシの本当の実装とはこういうものだっていうのを目の当たりにできるっていうのと、まあ、そういうとこかな。20代とか若者にはぶっちゃけメリットしか無いと思うんで、我こそは的な人いたら連絡くださいまし的な~w てきとうw