ネコメシCEOブログ

ネコメシCEOのブログです。主にツルカメの話題を書きたいと思います(謎)

プレゼン資料は何でつくるか? コミPo!でしょ!

なんか、タイトルだけで話が済んでしまったような気もしますが・・・

近頃、プレゼン資料の作成にあたっては、コミPo!を使うようになりました。コンペの提案資料だってコミPo!です。コミPo!はすごい簡単に扱えるソフトなのですが、それなりに手間がかかるので、どうしても時間足んねーって時は素のパワポなんですけども、やっぱり出来映えが雲泥の差なんですよね。だからできるだけコミPo!に触れる時間を作り出しながら資料を作成するというのが肝になってきます。

とかいって、僕のコミPo!使用歴は超浅くて、コミPo!プレゼンデビューはほんの一か月くらい前です。2013年1月25日に開催されたWebプロデューサー育成中級講座(主催:公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会 Webプロデューサー育成プロジェクト)の導入講義が最初です。その後は、特に講演的なことはしてないので、あとは業務の資料関係しかない感じですけど、今後また登壇する機会なんか頂けたら、もちろん資料はコミPo!でつくります。

さて、そのWebプロデューサー育成中級講座ですが、内容は発注者向けにイケてるRFPはこうやって作る的なワークショップでした。朝10時スタートで終わりが19時という長丁場の講座でしたが、朝イチにまず座学、その導入講義が僕のコミPo!デビューとなりました。

もともとは2012年11月29日開催だったのですが、ちょうどその時期にノロだかロタだかいうウィルス性腸炎になってしまって日程を延期してもらいました。実はその頃、スライドづくりが大いに難航しておりまして超難産でありまして、本当にどうしたものかと思っていたのですが、そういう意味では延期になって良かったのかもしれません。あ、スライドが完成してなかったということではないのですけど、どうも、ピンと来なかったんですよね。お持ち帰り資料にもなるので、それなりにパワポでちゃんと作ったつもりなのだけど、なんか眠たいスライドだよなっていうか。

それがこちらです↓


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そもそも僕は受注者側ですし、なんで僕が発注者側のしかも中級講座なので新入社員とかじゃなくて職務に従事数年以上の経験者(プロジェクトリーダー、役職クラスの人たち対象)の皆さま相手に「RFPってのはこういうものだ」的なことを教えるんだみたいなこともあいまって、うまく発注者目線で説明できないような違和感が残っていたわけです。

ウィルス性腸炎による日程延期を経て、改めて先月にWebプロデューサー育成中級講座が開催されたわけですけども、そこで実際に使用したスライドは、もともと作っていたものではありませんでした。

本番のスライドはこちらです↓


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そう、見ればおわかりのように(というかこのエントリーのタイトルだけで自明ですが)、コミPo!で作成したのです。

なぜコミPo!になったのか? 延期されての猶予期間中に何があったのか? といいますと、僕自身は発注者じゃないからどうやっても発注者目線にはなれないってことで、そこはもう諦めたんですよね。で、発注者のキャラクターを作り出して、そいつに話をさせたらいいじゃんという。着想としては、片山もんじゃさんの「ククパド美ちゃんと学ぶ!クックパッドのUI改善プロセス」が起点になっています。片山もんじゃさんのこのお話は実際に受講して聞いたのですけど、指南役と被指南役との対話形式のわかりやすさに感動したことで、よく覚えていたというのもあります。

片山もんじゃさんはご自身で描かれた漫画でしたが、ちょっと今から全部描き起こすには時間が足りなさすぎる(とある土日まるまる徹夜して描き始めてたんですけど、土日経たうえでどう足掻いても間に合わないという結論に至ったという間抜けさ)ということで、なんかこう漫画を簡単につくれるソフトとかサービスとか無いのか?と思ったところで思い出したのが谷口一刀さんのブログ「OL男子の4コマ書評」です。ここでは4コマの作成にコミPo!を使っているのです。

そうだコミPo!だ!
いつか使ってみたいと思っていたんだ!
・・・今でしょ!

ということでコミPo!に至ったのでした。

漫画形式にすることで、発注者目線は発注者役のキャラクターに任せることができ、また、講座の性質上、僕自身が先生になるわけですが、生徒が発注者の皆さんというか、実際のクライアントの担当者や上司の方たちも何人か受講者としていらしていたりもしたので、現実には受注者クラスタの僕としては非常にやりづらい。自分以外のキャラクターとしてRFPの先生を登場させることで、僕はそのキャラクターを通じて物事を教えることができるようになり、精神的にとても楽になりました。

最初、コミPo!で一通り作ったのですが、コミPo!はPDFで保存できないため、ページごとにPNG出力したものをPDF結合してひとまず完成かなと思ったのですが、テキストが画像になってしまうのと、画角がちょっと合わないせいで、見栄えがイマイチというのと、台詞に誤字脱字があった場合の修正がめんどうくさい(コミPo!で修正→PNG出力→PDFのページ差し替え)ということで、コミPo!では吹き出しまでにしておいて、パワポに貼りつけるようにしました。台詞のテキストはパワポのテキストボックスで配置しています。こうしておくことで、PDFにしてもテキスト抽出が簡単ですし、なかなか良いのではないかと。台詞をコミPo!からパワポに移植(手作業)するのがちょっと手間だったのですが、まあ一度移してしまえばあとはパワポ上での作業だけになるので我慢してやりました。コミPo!の台詞入力ボックスでCtrl+A(全選択のショートカット)が使えるようになってくれると嬉しいなあ。

ちなみに、僕がコミPo!デビューにあたって購入したものは以下になります。コミPo!は一度購入すれば、アドインというのか、3Dアイテムとかが物凄い勢いでたくさんダウンロードできるしアップデートがまめというか、なんかこんなにしてもらっちゃっていいのかしら的な印象でかなりのお得感がありますので、ダウンロード版が6500円くらいとか、えらい良心的な価格だと思います。

 

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今後はプレゼンの仕方というよりも、もっとコマ割りとか構図とかがんばってクォリティ高めていきたいなあと。あとMetasequoiaで作ったモデリングデータも読み込めるということで、自分の3Dキャラクターとか作れたらいいのかなあとか思っています(Omote 3Dでスキャンしてもらったデータもらえないかしら・・・)。

 

とまあ、とにかくコミPo!超オススメ!って感じなんですけども、もちろん課題もあって、お持ち帰り資料としてのスライドとしては優秀な感じになるんだけど、講演中に表示する資料としては扱いが難しいかもというか、実際、コミPo!デビューの時、部長とOLと先生の3役分、声色変えながら読み上げたんだけど、受講者ことごとくシーンとしてて心が折れそうになったというか。このへんも改善していきたいですね。

 

「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、わかる」は老子ではなく荀子

先日、ジェネリックスキルに関する講演会を聞いてきました。なかなか面白い内容で、わりと感心したわけですが。

その講演の中で、学習による知識の定着率を示す図ですと紹介されたのが「Learning Pyramid」。NTL Instituteによるレポートなのだとか。

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photo by dkuropatwa

これ見ると、なんか経験則的に「やっぱりね」とか「知ってた」みたく思ってしまいませんか?

 

ただこのLearning Pyramid、実際には検証可能なデータに基づいた研究ではない模様。もともとはアメリカの教育学者であったEdgar Daleが開発した「Cone of Experience」というものがあり、それに数字を(勝手に?)追加したものが世に広く出回ってしまっているとかなんとか(注1)。

注1:Learning Pyramidが検証可能な研究ではない旨は、上図のリンク元にも書いてあるし、Edgar DaleのWikipediaにおいてはCone of Experienceが誤った内容で広められていると書かれているものの「clarification needed(要出典)」になっているし、正直よくわからん。

 

まあ、数字の真偽はさておいて、妙に納得できてしまう図ではあると思います。ちゃんとした根拠として提示できるようなデータだったらもっと良いのですけど。

 

妙に納得できてしまう一例として、たとえば「効果10倍の<教える>技術 授業から企業研修まで(PHP新書)」という本があり、この第1章には以下のような記述があります。

約二千五百年前にあの有名な老子は「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、わかる」と言ったそうです。{略}この老子が言ったことを数字で表したアメリカの研究者がいました。それは、次の通りです(数字は、記憶に残る割合を表しています)。
 聞いたことは、10%
 見たことは、15%
 聞いて見たときは、20%
 話し合ったときは、40%
 体験したときは、80%

{略}
 教えたときは、90%
です。

このように、半ば出所不明のままLearning Pyramidを引用しているわけですが、まあ、こんな風にさらっと読んでしまうと、ただ単純に「へー」ってなっちゃいますね。僕がジェネリックスキルの講演を聞いた時もそうでした。

ちなみにその前に「聞いたことは、忘れる」ってのを「あの有名な老子」の言葉として紹介しているけれども、老子っていうのは無知無欲、無為自然の道徳経なわけで、ちょっとぴんと来ない。

老子は学問に関してはこんなことを言っています。

(がく)()てば(うれ)()し。

(〔『老子』二十章〕学問をやめてしまえば、人生に苦悩はなくなる。人間の苦しみは、教養を積み、認識可能な世界が拡がるにつれて増してくるので、嬰児のような素朴な心に戻って無為自然に生き、憂いを絶つべきだという意。)[中国名言名句の辞典(小学館)より]

これは別に学問を否定しているお言葉だというわけではないのですが、少なくとも老子はあんなことは言ってないわけです。

 

さて、ではこの「聞いたことは、忘れる」のフレーズが、老子のものではないとしたら誰のものなのだということになるのですが、これでググると恐ろしいことに老子の言葉として伝聞的に紹介されているものばかりがヒットして、何処が出典なのかがわからないという(たまに、孔子の言葉と紹介しているものがヒットしたり、老子とか完全に無視してコミュニケーションの3原則であるなどと断言しているものがヒットしたりする)。

 

はい、正解はおそらく荀子です。きっと荀子のこれです。

()かざるは(これ)()くに()かず。(これ)()くは(これ)()るに()かず。(これ)()るは(これ)()るに()かず。(これ)()るは(これ)(おこな)うに()かず。(がく)(これ)(おこな)うに(いた)りて()む。

(〔『荀子』儒效〕聞かないことは聞くに及ばず、聞くことは、見ることには及ばない。また見ることは、理解することに及ばない。しかし理解することは、それを実践することには及ばない。したがって学問は実践の段階にまで至って終わるのである。)[中国名言名句の辞典(小学館)より]

 

似たような感じのものなら、ほかにもあります。

(まな)びて()せざるは、(まな)ぶに(あら)ざるなり。

(〔楊万里『庸言』九〕学習してもそれを己のものにできなければ、それは学んだとは言えない。)[中国名言名句の辞典(小学館)より]

とか、

(まな)びて(おも)わざれば(すなわ)(くら)し。(おも)いて(まな)ばざれば(すなわ)(あや)うし。

(〔『論語』為政〕書物や人から学ぶだけで、それについて自分で思索をしないでいると、物事がはっきりと見えない。自分で思いをめぐらすだけで、書物や人から学ばずにいると、一人よがりになり危険である。)[中国名言名句の辞典(小学館)より]

とか、

(まな)びて(とき)(これ)(なら)う、(また)(よろこ)ばしからずや。

(〔『論語』学而〕学んだことを折にふれて繰り返しおさらいする。こうして理解が深まり学んだことが自分のものになる。いかにも嬉しいことではないか。)[中国名言名句の辞典(小学館)より]

とまあ、そうですねとしか言いようのないお言葉ばかりです。

Learning Pyramidの数字が検証できないものであるにせよ何にせよ、こうした名言名句と似たような内容になっているわけですから、妙に納得してしまうのも無理はないというか、そもそもLearning Pyramid的なものを持ち出さずとも、こうした昔からの言い伝えを根拠にしても別に問題ないですね。だって名言なんですもの。

 

たまにはこうして、たくさんの名言名句に触れるのもイイものだなと思いました。完。

 

iPhone クックパッド 3.0.0 ざっと触って思ったこと

"改めて「ユーザー目線」の重要さを考える~クックパッドのアップデート時におけるレビュー悪化に学ぶ~ - 儲かるWEBサービスのネタの種"を読んで、アップデートに気づいてなかったので早速アップデートして、ざっと触ってみた。

注:ちなみに僕は日常的なクックパッドユーザー(無料会員)。昨今は作るの野菜炒めばっかなので新ネタは無いけど、レシピも公開してる(securecatのキッチン)。

長期的ユーザビリティというか、慣れの問題っていうのはもちろんあるわけだから、これからずっと使っていけば特に気にならなくなるのだろうけども(不満な部分も「ま、そういうもんだ」と思ってしまうようになる等)、ざっと触った感じだと、イマイチかなあと思った。

以下に勢いで、その辺の所感を述べておく。

 

最初の画面

  • ヘッダーナビゲーションの真ん中の「おすすめレシピ」をタップした時のダイアログがうざい。無料会員なので。プレミアムサービス登録を促すダイアログの内容自体は別にうざくないし、そりゃそうだなと思うけど、「カテゴリ」を見ようとタップした時に際どい境界辺りだとダイアログが出てしまってうざいことがあるという感じ。
  • 「カテゴリ」を見てる時に左上のロゴ叩いたら「今日のレシピ」に戻ってもいいんじゃないかと思った。
  • 下にスクロールしていくと「話題のレシピ」「人気の検索キーワード」の見出しがヘッダー部分に残って追従してくるんだけど、何見てるかわからなくなるくらいのものか? タップしたらその見出し行まで表示位置が戻るという機能があるわけでもなく、ただ追従してくるだけなんだけど、要らないと思う。画面狭くなってうざい。
  • 「人気の検索キーワード」部分を叩くとそのキーワードで検索した結果になるんだけど、順位や上下矢印が一緒に含まれているせいか、検索ボタンに見えない印象はある。ま、一回押せばわかるけど。ちなみにここ、新着3件だけサムネあるわけだけど、左にスライドさせてったらもっと出てくるかなと思ったけどそれは無かった。操作が右メニューと競合するからかしらね?

個別のレシピ画面

  • メイン写真の全貌を見るのに、下に引っ張り続けてないといけないという意味がわからない。タップしたら写真だけ表示になるとかでもいいのではないか? 写真のサイズによってはかなり上のほうから下に引っ張らないと全部見えない。もう少しもう少しってやってると画面から指が出てしまってもとに戻っちゃうとかうざいわ。
  • 最初の画面同様、「材料」とか「作り方」とかの見出しが追従してくるんだけど、このルール、何も考えずに決めてんだろうなーって思う。こんな見出しなんかなくても今何を見てるかわかるでしょ。画面狭くなってうざい。
  • 調理中に参照することも鑑みると、ここでは右の「MYメニュー」出すの右上のボタンからだけでいいんじゃないか? 縦スクロールが安定しなくてうざいんだよね。

カテゴリ画面

  • スクロールすると勝手に続きが読み込まれてしまうので、だいたい目星をつけて気になっていたレシピをあとでたどるのが難しい。ふつうのページング処理でもいいと思うのだが。

つくれぽ画面

  • なんでここだけ横スライドなのか意味がわからない。つくれぽ何十件もある時とかうざい。

検索画面

  • 「×(入力を消す)」と「含まない」と「×(閉じる)」が隣合ってるのは致命的だろう。含まないをタップしたいのに目測を誤ると、さっきまで入力していた検索キーワードが消えてしまうのがうざい。閉じて再度開いた場合もやり直しなので同様。
  • 検索結果をスクロールしていくと勝手に続きが読み込まれてしまうので、カテゴリ画面と同様に、だいたい目星をつけて気になっていたレシピをあとでたどるのが難しい。ざーっと流してって雰囲気見る系のタイムラインじゃないんだから、ページで分けるなりしてくれないと、何がどの辺にあったかとかの記憶のキッカケになるものがなくて困るのでは?
  • それと、ここでも見出し部分が追従してくるんだけど、そのすぐ上の今検索した文字列と見出しの文字列って内容同じなんだけど、これ追従してくる意味ある? 確かにもう一度検索フォームを触って閉じたりすると検索文字列が消えてしまうので、そういう意味では必要かもしれないんだけど、検索フォーム側の挙動のほうにむしろ違和感を感じる。
  • 検索結果を見てる時に、さらに絞り込みたい場合は、検索フォームを触ってキーワードを追加することになるのだが、既に文字列が入っている場合、検索フォームの右端に「×(入力を消す)」が常に表示されてしまうため、絞り込みたくて検索フォームをタップする時にうっかり右端のほうをタップすると、絞り込むどころか最初からやり直しになってしまう。「×(入力を消す)」は検索フォームをタップした後だけ表示すればいいだろうに。検索を実行するためには結局検索画面に入らないといけないんだから、検索フォーム内に入らない状態で文字列だけ消す機能が提供されてる意味がわからない。
  • なんかよくわからんが「よく使うキーワード」や「検索履歴」がちょいちょい消滅してうざい。

最近見たレシピ(下の時計)

  • パーツの見た目的に、引っ張り出す感があるんだけども表示するにはタップのみ受け付けているというのがなー。
  • デフォルトがリスト表示でいいのではないだろうか。検索結果やカテゴリ画面で、なんとなく目星をつける時に、(続きが自動読み込みのせいで目星をつけにくいため)とりあえず一瞬表示して戻って続きを見て、みたいなことを繰り返して、とりあえずこの履歴に突っ込んでおくという感じになるのだが、そういう場合、サムネだけ見ても判別がつかないわけで。せめて、最後にリスト表示にしてたら、その後もリスト表示を優先してほしい。

他人のレシピ一覧

  • 使い勝手は検索結果やカテゴリ画面と同じ。こういう続きが自動読み込みの時に、件数表示ってどれくらい意味あるんだろう? 今見てる"それ"が何件目のレシピなのか全然わからないのに。

 MYメニュー(右に隠れてるメニュー)

  • これたぶん右手の片手持ち操作を前提にしているのだろうと思うのだが、僕は左手の片手持ち操作がふつうなので、かなり表示させにくさを感じた。画面の幅3分の1超えあたりまで引っ張らないと(右手だと、押し出さないと?)戻ってしまうような按配なんだけど、これがなかなかしんどいように思う。画面の左3分の1以内では引っ張り出す操作ができないので、意識的に一番右端から引っ張ろうとかすると、右に行きすぎて(端末右端の黒いエリアからスライド操作開始みたいになって)うまく引っ張り出せない。ふつうに画面中央くらいで左に親指をシュッてやればいいんだろうけど、でも何だろう? いまいち反応が悪いような気もする。
  • 「投稿したレシピ」「つくれぽしたレシピ」「すべてのレシピ」とかを叩くとページがめくれるようなトランジションが入るんだけど、何これ? めくってそうなったんだったら、逆にめくれば元に戻りそうなもんなんだけど、戻らない。というか、最初の画面にしか戻れない。その他の場面と同じように左上は、「←(前の画面に戻る)」の挙動で良いのではないだろうか? それか、閉じれる画面として表示するとか。めくって出てくるというのに違和感を感じる。

 

・・・という感じ。

ただまあ、クックパッドにあるレシピたち自体が魅力的であるという事実は変わらないので、これからも変わらず使って慣れていこうと思う。

 

このブログでは質問も受け付けております

何様だよ、という観点ありつつ、ちっさい会社やってる人に質問とか、なくはないでしょ? あると思うんですよね、起業したい人とか含めて(質問っていうか確認みたいなのとか。ていうか僕もしたいそれ)。

ちなみに僕自身は、無職・フリーランス・大企業の従業員・中小零細企業の従業員・起業家という各側面それぞれにそれなりに経験ありますので、それなりにそれなりな感じだと思います。Webとかインターネットとかと縁もゆかりもない企業にも在籍していましたしね(注1)。

*注1:たぶん経歴的には、LinkedInのプロフィールが世の中に露出してる範囲では一番詳しいと思います。役立ったことがないので、何なのこのサービス?とか思ってますけど……。スパムみたいなのちょいちょいくるし。

まー、一応はてなブログですし、はてブのほうも見てますので、質問等ございましたらご意見ください。

なお、按配よろしくないものをスルーするだけのスルーカはありますので、だいたいあんしんです。

宜しくお願いいたします。

 

小さな会社を2つ経営していて思うこと:その2

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序章の続きです。

思うこととして書きたいことは多々あれども、とりあえず、なぜネコメシを作ったのか?というところから紐解いてみることにします。

もちろん、「そこにCOOが居たからだ」というのも大きな要因なのではありますが、ごくごく僕個人として、自分のキャリアにかける想いのようなものとしていいますと、「ツルカメだけじゃヌルいと思ったから」です。だから、COOがそこに居なかったら、違う人と(あるいは自分だけで)ツルカメでない会社を作っていたかもしれません。

さて、なぜツルカメだけじゃヌルいのか?です。この辺り、表現を注意して用心深く書かないと専務がご立腹するかもしれないので気をつけないといけませんね…。

ツルカメは現在の僕にとって理想的な組織で、神としか言いようのない専務と、お互いに刺激し合い、お互いに補完し合い、日々命を削って生きる糧を得ています。自分たちがどうやって社会を良くしていけるかを考えられる環境です。老後まで末永く続けていければと考えて、それを地道に実践できる会社です。もちろん、先のことはわかりませんから、こんなん言っといて近く解散とか倒産とかっていう可能性がないわけではないんですけども。

ビジネス・アーキテクツ(bA)を退職後、読書家と名乗りつつ転職活動に励んでいましたが、うまく居所としてハマる会社に出会えずにどうしようかなと思っていた時に、ひとりの共通の知人(注1)を介してですが、専務に巡り合えて本当に良かったと思いますし、専務にもそう思ってもらえるようにこれからも精進を欠かさぬように努めていきます。

*注1:ツルカメはツルとカメで構成されていますなんて、シャレで言いますけども、そもそもは3名で設立しました(わりとすぐ2名になっちゃったけど)。その最初にいた1名が共通の知人です。まあ専務とは10年以上前から知り合いではあったのですけども、一緒に起業の話をするような仲でもなかったので、この共通の知人の存在がなかったらツルカメは成立しなかったといえます。ま、この辺のことはまたおいおい。

 で、そんな理想的な組織で日々を過ごしているのにヌルいって何でよ?って話なんですけども、潰れにくいのがヌルいっていうか、見ようによったら安全すぎてヌルいっていうか、もちろん今現在の生活が成立しているだけで将来どうなるか不安で仕方ないので、たかだか今くらいの状況でアンパイすぎてヌルいっすよとか言ってる自分が一番ヌルいんですが、僕としては会社ってもっと殺伐としてるもんだと思うんですよね。

僕はbAに最初のメンバーのひとりとして入ってから10年弱いたのですが、僕の中でのbAって、殺伐としてる組織だったんです。なんか毎日寿命すり減らしてんなーって思いながら死に物狂いで働いてた。でも居心地は良くって。そんな時間を長らく経験したうえで到達した理想的な組織観のひとつに「心地いい殺伐感」みたいなのがあります。ま、bAの話も、それはそれでおいおいするとして……。

ツルカメも、超長期的な視点で俯瞰してみれば「心地いい殺伐感」があると思います。80歳くらいになってもツルカメでデザインしていようみたいに、わりと真面目に思ってますから、今が楽しいとか面白けりゃいいじゃんとか、そういう按配だけで過ごしてたらいかんかなと思うんですよね。ただ、短期的というか刹那的な視点で見ると、殺伐感がちょっと足りないかなあと。

あと、僕という人間ですが、ちょっと語弊を恐れずにいいますと、「そのままでも強いが、頼られるともっと強くなる。そして頼ってくるやつが頼りにならないやつだともっともっと強くなる」というところがあります。専務は神なので、一方的に僕に頼ってくるということはありません(それなりに信頼して頂いているとは思いますが)。ツルカメにおける僕は、「そのまま」なんです。

一方でネコメシはというと、COOもCTOも会社経営自体が初めてですから(注2)、もうこの時点で僕に頼っている。ほら、そのままよりも強い僕できた。さらに社員が4名いますが、それぞれそれなりの力を持ってますけど根本的にはまだまだ未熟で、タスク単位では頼りにできてもプロジェクトをぶん回すような意味では頼りにできない。ほーら、さらに超強い僕できた。

*注2:CTOは株式会社ビティークというB2Bのコミュニケーション構築を専門的にやってる会社の社長なんですけど、ビティーク1名だけの会社だしねってことで、まあ、ここでいう「会社経営」は、社員がいて何とか踏ん張って食わしてかにゃーならん的な意味でいう会社経営です。

bA時代も、背中を追いかけてた人たちがどんどん独立したりなんなりでいなくなってって、なんか取締役になっちゃって、あれ?僕はこれから誰を追いかければいいんだろう?と思った時からの僕が一番強かったんじゃないかって思うんですよね(まあこれは賛否あるでしょうが、あくまで僕の体感値として)。

 ようするに、そうした僕のサイヤ人的なところが発揮されないのでヌルいと思ったという話です。おかげさまで、今はヌルさも感じなくなり、殺伐としながら日々を過ごしておりますし、強さを増した僕という状況にありますから、結果的にツルカメにも大いにメリットがあるのではないかとも思っているわけなのであります。

もう少しわかりやすくいうと、bA時代に培ってきた(つもりの)「組織のデザイン」の経験が、ツルカメだとうまく生かせなくて、社員いたら生かせるんだけどなあと思いつつも、潰れにくい経営上社員を入れたくなかったり等のこともあり、いろいろ模索してたところに、ネコメシという社員を抱える会社を作りました的な、そういう次第なのでありました。

まあ、もっとたくさん理由とか想いとかあるんですけど、その辺もこれからおいおい、適当に連ねていこうかと思います。

待て次号!以下次号!